「ソフトウェア開発の定量化手法」より、個人的にタメになると思ったところの引用。その2。
経験によると、IBMのようなきわめて先進的な企業では、以下で述べる9種類の測定をすべて行っている。
いやしくも先進的な企業といわれるためには、9種類のうち少なくとも5種類の測定を運用していなければならない。
非常に後進的な企業では、たかだか2種類の測定しか運用していない。
全く測定を行っていない企業もあるが、これらの企業の将来は暗く、企業活動は長続きしないだろう。倒産か吸収合併が待っている。
自分が10年以上見てきた社会では、ソフトウェアの品質等に関する測定なんてほとんどやっていなかった。
現場レベルでなんとかやっていたとしても、経営層や他の部署からはほとんど関心を持たれる事は無かったなぁ。
我々エンジニアにプレゼン力が無かったせいもあるだろうけど、そもそも経営層が開発の事に興味無いんだったらそんな事業やめちゃったら良いという想いもあり、自分から抜けてしまった。
ソフトウェア開発の定量化手法 第3版 ?生産性と品質の向上をめざして?
- 作者: Capers Jones,富野壽,小坂恭一
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2010/07/23
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