ついぶろ

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ソフトウェア開発の定量化手法 第3版。タメになる言葉7。

「ソフトウェア開発の定量化手法」より、個人的にタメになると思ったところの引用。その7。

 

ソフトウェアプロジェクトにつきもののサービス残業もあいまいさを増す要因である。

ソフトウェア業界はかなり厳しい仕事の部類に入り、サービス残業は状態化している。

平日は平均約60分、週末には半日から4時間のサービス残業が当たり前となる場合もある。

「危機に瀕した」プロジェクトでは休暇や休日は先送りされるであろう。

納期に追いまくられ、働き詰めで休暇もままならず、週末は、実に12時間のサービス残業をする場合もある。

 

上記の引用はアメリカの人が書いた文章の翻訳です。

この部分は、「日本人は働きすぎ」「アメリカ人は残業しない」「アメリカ人は必ず定時で帰る」とか言っている人に直視してもらいたい。

 

日本人もアメリカ人もハードに働いている人はいる。日本にもアメリカにもみんなが定時で帰る会社はある。

特に許せないのが、海外から日本に働きにやってきた人が「私の国ではみんな定時で帰るのに」とかいうウソをつく人がいる事。

まあ騙される人はほとんど居ないのだが、指摘しても「文化が違う」としか言わないので手に負えない。

 

日本語に翻訳された海外の本を読んでいると、そういうウソに気づきやすくなるので良いと思います。

 

まあ、「平均」で言えば日本の労働者の残業時間がアメリカと比べて長いのは事実。

あくまで平均という事を念頭に置くこと。

 

ソフトウェア開発の定量化手法 第3版 ?生産性と品質の向上をめざして?

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